GPSレシーバ・GPSロガーをゼンリン電子地図帳ZiやSuperMapple Diditalで使う

つづき)ゼンリン電子地図帳ZiシリーズではGPSで使う機能がついているのだが、これが昔からかなり評判が悪いようだ。すなわち汎用のGPSレシーバでは通信速度の制約で使えないとされ、それに対して昭文社のSuperMappleDigitalシリーズでは使えるようになっているというのだが、しかし....
[推敲度 1/10]


[ゼンリン電子地図帳はGPSでは使いにくい?]

 ゼンリン電子地図帳ZiでのGPSとの相性の悪さについてはたとえばGPS製品を多く紹介している清水隆夫氏がたびたびブログで紹介しているように以下のような不十分な点があったようだ。

・Caplio Pro G3とGARMIN eT(清水 隆夫の「Good Job !」)
http://tshimizu.cocolog-nifty.com/good_job/2005/05/caplio_pro_g3ga_d52b.html

 ゼンリン電子地図帳ZiシリーズをGPSで使う場合の注意点、各バージョンの特徴については

・パソコンGPSショップ
http://www.rakuten.co.jp/gps/689981/696098/766532/751447/
http://www.rakuten.co.jp/gps/394489/398004/475994/

さんのZi商品ページがむっちゃ詳しい。これによると

ゼンリン電子地図帳Zi10 では
1.NMEAのRMC/GGAセンテンスだけでも
 現在位置を表示します。
2.世界測地系(WGS-84)に対応しました。
3.COM番号の制限はありません。
詳しくは、→ こちら

ゼンリン電子地図帳Zi9 では
1.現在位置を表示するためには
 NMEAのRMC/GGA/GSV/GSAセンテンスが必要です。
2. 世界測地系(WGS-84) に対応しました。
3. COM番号の制限はありません。
詳しくは、→ こちら

ゼンリン電子地図帳Zi8~Zi6では
1.NMEAのRMC/GGAセンテンスだけでも
 現在位置を表示します。
2. 世界測地系(WGS-84) には対応していません。
3. COM番号の制限があります。
詳しくは、→ こちら

ゼンリン電子地図帳Zi5以前では
1.接続できるGPSレシーバの種類が
 かなり限定されています。

などとなっていて、バージョン8以前は「世界測地系(WGS-84)」というのに対応していなかったようで、上の清水隆夫氏の指摘は古いZiの場合である可能性がある。

[未だ一般のGPSをゼンリン電子地図帳Ziでは使えず!?]

 ところがパソコンGPSショップさんの情報によると世界測地系に対応したZi9や最新版(2007/11発売Zi10)も必ずしもGPS機器と相性がよくなっておらず、すなわち通信速度が4800bpsか9600bpsのGPS機器でしかリアルタイムナビゲーションに使えないというのである。

 実際、商品解説やサイトのFAQにこういう記述がある。

http://www.zenrin.co.jp/product/z10-kinou-02tsukau.html
GPSレシーバ対応機種
■NMEA-0183フォーマット対応レシーバ
※ GGA・RMC・GSA・GSVの4つのセンテンス出力及びCOM接続が必要。ボーレート(通信速度)は4800・9600bps。
※ GPS機器によって仕様が異なりますので、詳細に関しては、各メーカーにお問い合せ下さい。
【GARMIN(いいよねっと)】
・GPSMAP60CSx 日本語版 
※ GPSMAP60Sx 日本語版と連携する場合は、別途「PCケーブル(RS232C)純正O type」が必要になります。
【アイ・オー・データ機器】
・CFGPS2、USBGPS2


http://www.zenrin.co.jp/support/pc/faq-z10/735.html
Q1 電子地図帳Zi10に対応しているGPSレシーバーを教えてください。
電子地図帳Zi10では、NMEA-0183フォーマットに対応したGPSレシーバーとの連携が可能です。
※ GGA・RMC・GSA・GSVの4つのセンテンス出力及びCOM接続が必須
測地系の設定につきましては、Tokyo(日本測地系)とWGS84(世界測地系)が選択できますので、接続するGPSレシーバーの出力設定に合わせて選択してください。ボーレート(通信速度)は4800・9600bpsから選択ができます。
※ GPS機器によって仕様が異なりますので、詳細に関しては、各メーカーにお問い合せ下さい。
電子地図帳Zi10で動作確認ができているGPSレシーバーは以下のとおりです。
【GARMIN(いいよねっと)】・GPSMAP60CSx 日本語版
【アイ・オー・データ機器】・CFGPS2、USBGPS2
※ GPSMAP60CSx 日本語版と連携する場合は、別途「PCケーブル(RS232C)純正Otype」が必要になります。


 ところが実は2ちゃんねるに下記のような情報があり、Zi10では設定を書き換えることで別な通信速度のGPSでも使えるようになる可能性があるが、情報がこれしかないこともあって真偽が不明。
48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/23(水) 23:43:19 ID:f8bE29Hm0
新しく買ったGPSユニットの通信速度が57600bpsだったんでどうしようかと思ったら
Zi10のGPS設定はテキストファイルなのね。

63 :48:2008/01/28(月) 02:51:05 ID:pW36ok4n0
動作確認できたんで、需要ないかもしれないけどうp
Zi10のGPSの通信速度で9600bps以上を選べるようにする改造
XXX

ダウンロードしたファイルを ZPiGps.zzp にリネームして、Ziを終了してから
C:\Program Files\ZENRIN\EmapZ10\Plugin\Gps\ フォルダに上書きコピーする

 私が持っているのは上の情報で語られているZi10ではなくm、その一つ前のバージョンであるZi9なのだが、そこでは上記該当のファイルはバイナリファイルのようでテキストではないため書き換えが出来なかった。

 私が探した「GPSロガー兼GPSレシーバ」はそのほとんどが5桁の通信速度固定のようで、唯一9600bpsが使える可能性が残されているのは
BT i-gotU
というロガーだけであった(これとて正確な情報は不明)。

 ゼンリン電子地図帳に拘り、チャレンジャーとしてその最新版Zi10を買ってトライするということも心が揺らいだのだけれども、パソコン用「GPSレシーバ兼GPSロガー」としての使い勝手を考えた場合、安易に妥協するのはまずい気がする。

[要はオフラインで使いたいのだ!]

 そもそも、最近のGPS機器(GPSアダプタ)の多くがGoogleMapやGoogleEarthが対応している中で、なぜ私がゼンリン電子地図帳に拘るのか?(GoogleMapなどは市街地図はゼンリン地図を使っているので内容的には遜色ない。)

 それは言うまでもなく、ゼンリン電子地図帳などがオフライン(インターネット未接続)でも使用可能だからである。確かにイーモバイルの登場でモバイルでもGoogleEarthやGoogleMapを使うことは容易になりつつある。しかしそれでもエリア的な制約は多い。

 GPSについてはインターネットに無関係に使えるというのに、ネットに未接続なために地図がないからリアルタイムナビゲージョンが出来ない、というのはかなりトンマな話であろう。
 そんなわけで私が昔から愛用するオフラインの電子地図パソコンソフト・ゼンリン電子地図帳Ziシリーズで使いたいわけであったが、それが使えないという情報だったのだが....

[なぜかゼンリン電子地図帳Zi9でWBT-201が使えてしまったよ]

 ところが
Wintec WBT-201
を買ってBluetoothで試したところ、ゼンリン電子地図帳のリアルタイムナビ機能が使えてしまったのだ。
 これがBluetooth接続を利用したからは不明。Bluetooth接続だと通信速度は自動で決まるそうなのでもしかするとそのせいなのかもしれない。
(なおWBT-201はBluetoothに関して日本で使うことの認証を受けていないので日本でBluetoothの機能を使うと違法になるので注意されたい。)

 ともあれ、そんなわけでもしかするとBluetoothの機能を使うと通信速度に関係なく、ゼンリン電子地図帳ZiシリーズでもGPSが使えるようになるのかもしれない。

[一般のGPS製品を使うならスーパーマップル?]

 そんなこんなを考えたとき、ゼンリン電子地図帳Ziのライバルと言える昭文社の
「スーパーマップルデジタルSuperMappleDigital」
がGPS機器とかなり相性良く作っているらしい。

スーパーマップル8(SuperMappleDigitalVer8)
http://www.rakuten.co.jp/gps/394489/398004/825983/

 来月である2008年8月に新製品が出ると言うことでこれを買おうかなと考えている。のだが、実はこのSuperMappleDigitalはVer8を体験版で使うことが出来、GPS機能も十分に試せるようなので使ってみた。
http://shop.vector.co.jp/service/catalogue/supermapple/

[実はゼンリン電子地図帳とSuperMappleDigitalは似たり寄ったり!?]

 下調べ段階ではゼンリン電子地図帳Ziよりも昭文社のSuperMappleDigitalシリーズの方がVer8以降はずっとGPSとの相性が良いように思われたのだが、

Wintec WBT-201

を買って使ってみて、使えないと思われたゼンリン電子地図帳でレシーバ(リアルタイムナビゲーション)の機能が使えてみると、そんなに両者の電子地図での使い勝手に違いはないように思われる。

 すなわち前述しているようにGPSには

1・レシーバとしての役割
 すなわち現在、どこにいるのかをリアルタイムに把握するための機能

2・ロガーとしての役割
 数時間もしくは半日、1日などの間にどういう経路を通ったかを把握するための機能

の2つがあるわけで、電子地図も両者の役割で使えないと片手落ちになってしまうのだが、1に関してはゼンリン電子地図帳Ziシリーズではプラグインとして「GPSモニター」なる機能がついている。SuperMappleDigitalでは「GPSナビゲーション」という機能がそれに当たる。

 次に2にあたる機能なのだけど、ゼンリン電子地図帳ZiシリーズではGPSでの使用を前面に出していないのだけど「編集」機能の中にインポートの機能がついていてCSVファイルを読み込むことが出来るようになっている。GPSデータロガーではソフトでCSVファイルへのエクスポート(はき出し)が出来るようになっていることが一般的なので、そうやって出力したファイルを上記機能で読み込ませば良い。

 SuperMappleDigitalでは「取込と出力」機能の中にそのものズバリ「GPSログ」を取り込む機能があり、これを利用することになるが、実はこの機能、実際に使ってみるとゼンリン電子地図帳のCSVインポート機能とほとんど変わらないことに気がつく。

 ということで、GPSロガーで出した軌跡(特にCSVデータ)を見るための手順、機能ということなら実はゼンリン電子地図帳とSuperMappleDigitalで大して変わらないようなのだ。
 ただ、私は使わないのだけどSuperMappleDigitalでは軌跡や地図データを携帯端末PMDで使う場合の連係機能が充実しているようで、それらを使う人にとってはゼンリン電子地図帳Ziよりも便利なようだ。

 それからロガーデータを表示する際、ゼンリン電子地図帳もSuperMappleDigitalも軌跡のポイントしか打ってくれないため、経路としてはかなり分かりにくい。特に狭い範囲でウロウロした場合には何がなんだか分からなくなってしまう。

 それが最新版のSuperMappleDigitalVer9では記録されたポイント以外に1分ごとの地点を補完してくれる機能があるようだ。

[そんなこんなで]

 ZENRIN電子地図帳Zi9でもBluetooth接続の汎用GPSなら使えそうなことが分かったので、買うか迷っていたZi10は買わないことに決めた。

 また、体験版を使った使い心地ではゼンリン電子地図帳と昭文社スーパーマップルデジタルではあまり変わらないように感じたのだけど、これについては最新版のVer9が2008/08/01に発売されたら買おうと思っている。

 今回の記事は
Wintec WBT-201
を買って少し使ってみた段階で書いたのだけど、今度更に高機能なGPSレシーバを購入予定だし、スーパーマップルディジタル最新版は来月早々に入手予定なので、それらを含む画像付きのレポートについてはまたの機会に書いて見たいと思う。
(つづく)

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